傾福さん

「けものフレンズ」アニメの監督だったたつきさん作のアニメ、「傾福さん」のDVDが予約開始され・・・
たと同時にアマゾンのDVDカテゴリで売上枚数1位獲得して、その道で話題になってますね。
嬉しいことです。
この事件の「意義」とかはこちらとかで深く書かれているので書きません。というかそんな洞察に使えるほどの知識量がないので書けない。

ただこの、新作ではない、無料公開されている、同人?動画にお金を出すという人がこれだけいるということに、新しい流れを感じます。
これって、けもフレの監督降板騒ぎ、925事件などと呼ばれるあの騒ぎの中で、「だれかたつき監督にけもフレ2期を作ってもらう資金を集めるクラウドファウンディングを立ち上げろ」という叫びがなんども聞かれた、まさにそのファウンディングを今みんながやっているということではないでしょうか。
誰のためでもないたつき監督を直接支援したいという思いを行動に移せる舞台が整ったのだと。
昔ならパトロンとか谷町(タニマチ)という役割の人がいましたね。お大尽が気に入った芸術家を直接支援する。お大尽の性格にもよりますが、芸術家は生活という雑音に邪魔されずに作品の制作に没頭できる。

中世から近世にかけて、目の出た芸術家にはお大尽のパトロンがつきものでした。近代になって、目立ったパトロンはなかなか現れなくなり、流通や企業体といった枠組みの中で芸術家は活動するようになったような気がします。それはパトロンの好みに左右されがちだった制作活動が、大衆の好みに左右されるようになったとも言えます。そして芸術家は「正体不明の大多数」の顔色を伺うような作品を作るようになり、作品が小粒になってきた、という論調が時々聞こえたような気がします。

さて、たつき監督のこの作品を買うという行動は、小粒のパトロンが沢山現れた状態を思わせます。彼らは明らかにたつき監督の才能を「買って」いる。出来上がった作品を「いいね」と言って買うのとは、明らかに違っています。作品を手に入れるだけならもうすでに無料で入手できるんですから。
購入した人々はきっと、たつき監督が彼らの顔色を見るような作品を作るようになったら離れていくでしょう。それは、作品を買うことで、今まで見たことがない作品を見せて欲しいというたつき監督への要望をぶつけているからです。それをするのはパトロンです。パトロンの役目です。

一人でたつき監督(とirodori)を養う昔のようなパトロン行為はなかなかできません。が、小口パトロン(笑)にだったら、ネットワークの力でなれる時代なんですね。
悪くないですね。
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